18.憧れのタージその2〜事件勃発〜

 

色々な苦難を乗り越え、やっと、タージマハールの建物へ。

先ほどのジェファーソン(命名:管理人)は、とりあえず、包みに

戻し、もう一匹の「ひよ子」の権左衛門(命名:管理人)と供に、

箱の中に収めた。

 

【管理人式、ちょこっとうんちく】

先に述べ忘れていたが、タージマハールは

ムガル帝国の盛期シャー=ジャハーンが建てた最愛の妻

ムムターズ=マハルのである。

彼女は16才で結婚し、王の子を14人も出産し、

そして31才で、出産のため急逝したといわれている。

・・・

すごくない??

彼女、結婚してから、死ぬまで

人生の約半分を妊娠状態で生きていたのか・・・・。

いや、まぁ、それは、どうでもよい。   つづき、つづき。

 

そして、全く信じられんことに、この妃様、
「私のなきあとも、他の妃をめとることなく、美しい墓をつくって下さい」
と言い残したらしい。

シャー=ジャハーンは愛妃の死を深く悼み、

遺言どおり、白大理石の美しい墓(=タージ・マハール)

を建造したという。17年間にわたり、毎日2万人をつかって建てたとか。

これだけでも、国費を何に使っているんだ!と批判の

嵐がきそうなのだが、さらに、

王は自分の墓を、その向かいに黒大理石で建造する予定

だったらしい。
 

しかし、彼は晩年息子たちが帝位を争い、第3子によって

幽閉されて没したという。

まぁ、分からんでもないな。

ちなみに、シャー=ジャハーンは愛妃の横に安置されている。

私は、黒大理石の墓より、この方が幸せだったのかもと思うのだが。

如何だろうか。

 

 

 

と、タージマハールの由来を理解した上で、中を見学。

なるほど、豪華絢爛。

中はかなりフリーになっていて、人々が思い思いのところで休息を

とっている。

 

暑さと、好奇心旺盛なインド人の攻撃に疲れていた私たちは、

タージマハールの入り口で休憩。

 

・・・・

 

 

・・・・・・・

 

 

なんかね、視線を感じるの。

 

熱い視線を感じるのよぉぉぉぉっ(汗)。

 

自意識過剰なのかと思っていたのだが、

そうでもないらしい。

 

しばらくぼーっと座っていると、

何人かのインド人男性が集まってきて、写真を撮り始めたのだ。

 

どう考えても、被写体は私たち2人。

 

・・・一体何?

 

 

 

??????

 

こればっかりは、意味が分からなかった。

 

 

なんか、珍しいのだろうか?

なんだか、居心地が悪くなり、移動しようかと腰を上げた時、

その出来事は起こった。

 

 

・・・・・ペシャッ!・・・・・・・・・・・・

 

 

??????ぺしゃ???

 

???・・・・・!!!!!!!!!!!!!

 

あぁ〜〜〜〜〜〜っ、頭にぃ〜〜〜〜〜〜〜っ!

 

 

頭に、鳩のフ〇がぁぁぁぁ(号泣)

 

 

なってこったい(滝涙)。

毎日、キューティクルに気を使ってお手入れしている

髪の毛に、鳩のフ〇がぁぁぁぁ(`д´)/

こんなことが起こってよいのだろうか??

 

スグに、持参の抗菌濡れティッシュで髪の毛を拭く。

一応、綺麗に取り除くことができたものの・・・・

 

 

この精神的ショックはかなり大きい。

 

がっくり肩を落とし、とぼとぼと、タージの周りを歩き始める。(T_T)

まぁよい。今夜、ゆっくり風呂で落とそう。(泣)

 

タージの周りを歩いていて気づいたのが、建物のスグ後ろに

川があるということだ。

なかなかよい景色だったので、友人Yに写真を撮ってもらって

いると

 

イキナリインド人の家族(約15人)が、どわぁぁぁっ!!!っと

走ってきて、子供達(5,6人?)が私に飛びついてくる。

一瞬、集団物取りか??と思ったが、この家族の服装をみると

裕福な家庭であることがわかる。

 

一体何??と硬直していると、

おもむろに、お母さんと思われる人がカメラを取り出し、写真撮影・・・。

 

よく分からないまま、インド人家族に囲まれて(しかも、管理人、ど真ん中)

写真の撮影会・・・。

通りかかる、関係ないインド人まで、こちらにカメラを向ける。

 

一体、なんなんだぁぁぁぁ!!

 

やっとわれに帰って、ダッシュで逃走。

ちょっとだけ、芸能人なんかのつらさが分かったような気がした。

 

1時間半、しっかりタージマハールを堪能し、ガイド氏の元に

戻る。

 

これで、インドに来た目的の9割は済んだようなものだ。

 

この後、アグラ城を見学し、当時の王様の権力の凄さを

思い知りつつ展望台に行くと、

なんと、タージマハールが見える!

当時の王様とお妃様も、この城から、タージマハールの建設を眺めて

いたのだろう。

 

なんと贅沢。

 

それにしても、自分の墓を大理石の城として作ってくれといった

お妃様もスゴイが20年近くかけて、それを実現した王様も

凄い。

だから、タージマハールって「愛の城」って呼ばれるのだろうなぁ。

ちょっと羨ましいかも。

友人Yとしみじみ話しつつ、アグラ城を後にした。





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